長期延滞だけど、借りれる場所あるかな？ブラックだと、闇金しか貸してくれない？
長期延滞でも借してくれるところはあるので、闇金などに手を出しては絶対に駄目です。
長期延滞でも借りれるところはある？
長期延滞とは、2ヶ月（61日）以上の延滞です。
信頼を著しく損ねる行為なので、新たに融資を受けることは難しくなります。
特に大手の金融会社は、延滞にシビアです。
【結論】長期延滞は借入れが難しい
長期延滞をすると、ブラックリス入りです。
ローンカードを持っている場合は差し止めになり、追加のキャッシングはできなくなります。
カードローンや住宅ローンの審査も、ほぼ通りません。
クレジットカードの作成や、携帯電話の分割払いすらも断られます。
長期延滞でも使えるのは、借入れ機能のない、デビットカードやプリペイドカード程度です。
大手消費者金融での借入れは困難
延滞中は、ほとんどの金融機関で借入れができません。特に大手消費者金融での借入れは、困難です。
個人信用情報に延滞の情報が掲載され、共有されるので、他の金融機関に融資を申し込んでも、審査のさいに延滞中であることが分かってしまいます。
金融会社にとって、延滞中の人への融資はハイリスクです。
大手消費者金融は審査のマニュアルが徹底しており、とくに審査がシビアな傾向があります。
おまとめローン利用も困難
おまとめローンは返済専門のローンのため、通常の融資とは審査基準が違います。
新たな借入ができない人でも、おまとめローンは利用できるケースが多いです。
しかし、延滞していると、おまとめローンに申込みをしても、なかなか審査が通りません。
返済が苦しいときほど、早めの行動が大切です。早めにおまとめローンを利用することで金利や月々の支払額が下がり、返済を延滞させずに済んだ可能性があります。
可能性があるのは中小規模の消費者金融
中小規模の消費者金融はマニュアルに囚われない柔軟な審査をしてくれるところが多く、延滞中やブラックリストに載っていても融資をしてくれるところがあります。
現在はたまたまトラブルが重なってしまい、一時的に延滞しているだけで、本来は返済応力があると判断してもらえれば、前向きに検討してもらいやすいです。
気になる消費者金融の口コミなどを調べてみましょう。
もちろんどんな消費者金融であっても、債務整理寸前であると判断されれば貸しません。
長期延滞で信用情報はどうなる？
信用情報機関に長期延滞者として情報が載ると、ブラック扱いされます。
延滞を解消したあとも、5年程度は履歴が残るので、金融関係の審査が通りにくいです。
61日以上の延滞は信用情報に登録される
61日以上の延滞を行うと、信用情報に登録され、いわゆるブラック入りです。
日本にはCIC、JICC、KSCの3つの信用情報機関があります。
CIC、JICC、KSCは情報を共有しており、1つでも滞納すれば、他社の審査にも影響が出やすいです。
| 情報機関 | 加盟機関 |
|---|---|
| KSC（全国銀行個人情報センター） |
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| JICC（日本信用情報機関） |
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| CIC |
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信用情報に長期滞納が登録されるとどうなる？
ブラックリスト入りをしてしまう、つまり信用情報機関に長期滞納者として登録されると、お金を借りるのが非常に難しくなります。
下記は、ブラックリストする主なデメリットです。
- 大手のカードローンやキャッシングの審査が通りにくい
- 中小消費者金融や街金の審査が通ったとしても、金利は大手に比べて高め
- 住宅ローンや携帯電話、新規クレジットカードの審査が通りにくい
- おまとめローンの審査が通りにくい
- 金融機関から一括返済を請求される可能性
延滞しても、すぐに目だった督促が無い場合もありますが、甘く見てはいけません。
信用情報に登録された長期滞納はいつまで残る？
ブラックリストに掲載されるのは、借金の延滞中だけではありません。
延滞中や遅延中であるという情報は、それが解消すれば削除されます。
しかし、完済後も「金融事故があった」という記録は、一定期間なくなりません。
| 信用情報機関 | 長期延滞情報の内容 | 情報が残る期間 |
|---|---|---|
| CIC |
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| JICC |
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| KSK |
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長期延滞に時効はある？
借金の時効は、5年間です。
これは「5年間延滞したら、借金がチャラになる」という意味ではありません。
時効成立には、下記の2つの条件を満たす必要があります。
- 貸し手が5年以上、督促をしていない
- 借り手が債務の消滅を主張する
金融機関などの業者が5年間全く督促をしないなど、あり得ません。
時効を狙うのはやめましょう。
長期延滞による延滞遅延金にも要注意！
長期遅延のデメリットは、延滞ブラックリストに乗るだけではありません。
延滞遅延金という、本来は払う必要のなかったお金まで請求される可能性があります。
延滞遅延金とは
延滞遅延金とは、延滞したときに利息にプラスして請求されるお金です。
多くの場合、延滞した翌月の返済日に、もともとの請求額に上乗せして請求されます。
延滞遅延金は金融会社によって違いますが、利息制限法の上限であることが多いです（10万円ならば20％）。
つまり返済を延滞すると、元金が減らず、利息が膨らむだけではありません。延滞遅延金がプラスされ、さらに返済額が増えます。
延滞遅延金は、キャッシングなどの申し込みのさいに、契約内容の1つとして明記されているので、確認しましょう。
延滞遅延金が発生したら1日でも早く返済を
返済を滞らせないことが1番です。
しかし、延滞遅延金が発生してしまったら、1日でも早く返済を終わらせることを目指しましょう。延滞すればするほど、払わなければならないお金が増えます。
利息が利息を呼び、いわゆる「借金が雪だるま式に増える」へ、一直線です。
しかし、雪だるまも借金も、転がす時間が短ければそこまで大きくなりません。
早く向き合えば向き合うほど、負担もペナルティーも軽くできるだけでなく、選べる選択肢も多いです。
長期延滞でも借りれるようになるまでのステップ
再びお金を借りられるようになるためには、今のままではダメです。
払うべきお金を払い、金融機関から「返済能力がある」と認められるようになりましょう。
延滞金を完済する
なによりも先に、延滞金の返済を優先します。
延滞を解消すれば、これ以上借金や支払額は増えません。
延滞金を完済し、「延滞中」を解消すれば、金融機関の審査が通りやすくなります。
延滞金の額にもよりますが、長期延滞状態で借りられるところを探し回るのはおすすめしません。
借金を増やすよりも、本業にプラスし、スポット派遣などでダブルワークをして、延滞金を工面したほうが、楽な可能性が高いです。
延滞金を払えず、請求額が増えていく一方ならば、債務整理も検討しましょう。
ブラックリスト入りになるというデメリットは避けられませんが、借金がこれ以上増えず、無理のない返済ができます。
できる限り収入を増やし安定させる
安定した収入のある人は、金融機関の審査が通りやすいです。
年収を増やせば、総量規制（金融機関からの借入れは年収の3分の1までとする法律）に則り、限度額が増えます。
下記は収入を安定して増やす確実な方法です。
- 安定した職に就く
- パートではなく正社員を目指す
- 資格手当が付くような資格を取得する
- 役職手当が付くように出世を目指す
- 労働時間を増やす
地道なことばかりですが、お金に振り回されない道を歩む第一歩です。
審査が甘い中小規模の消費者金融に申し込みしてみる
大手金融機関の審査は厳しい傾向があります。
ブラックリストに載っていると、審査通過は難しいでしょう。
しかし、中小規模の消費者金融は独自の審査基準を持っていることが多く、柔軟な対応をしてもらいやすいです。
過去に長期延滞をしたとしても、すでに延滞金を完済しており、現在は安定した収入を得ている実績があれば、返済能力の説得力になります。
長期延滞中でも借りれる！？ヤミ金・個人間融資は絶対NG！
長期延滞中だったり、長期延滞を解消してから5年以内だったりすると、誰もが名前を知っているような大手消費者金融の審査はなかなか通りません。
そんなときに貸してくれる先を探していると、ヤミ金や個人間融資が目に入ることがあります。
しかし、ヤミ金や個人間融資を利用すると、ますます追い詰められるので、絶対に手を出してはいけません。
違法なヤミ金に注意
中小規模の消費者金融は柔軟に審査をしてくれるので、大手消費者金融を利用できない事情はある人にとって、ありがたい存在です。
しかし、ヤミ金が、中小規模の消費者金融を装っていることがあるので、注意してください。
ヤミ金は下記のような無法地帯です。
- 利息制限法以上の利息
- 自宅や職場に人が来るなどの、厳しい取り立て
- 返済が滞ると犯罪などに関わる闇バイトの斡旋
- 自己破産や債務整理をしても、執拗に取り立て
知名度が低い消費者金融であっても、正規の消費者金融は法律に則った審査や貸付を行っているので安心して利用できます。
個人間融資にも要注意
SNSなどで融資先を募集する個人間融資も、ヤミ金と危険性は同じです。
「ネットで知り合った親切な人から、個人的にお金を借りているだけ」という軽い気持ちで利用したくなるかもしれません。
しかし、個人間融資は反社会的勢力が関わっていると思ってください。
携帯電話の番号だけで貸してくれるところも多いですが、一度利用すれば、勤め先から家族構成、大切な人の個人情報まで全て把握されます。
延滞した末路はヤミ金と同じです。
法律も自己破産も債務整理も通用しない、厳しい取り立てが待っています。
ヤミ金の見分け方は？
一見すると、中小規模の消費者金融とヤミ金業者は、看板や広告、店構えなどが良く似ています。
しかし、下記のことに一つでも当てはまるのならば、正規の金融会社ではありません。
| ヤミ金の特徴 | 判断ポイント |
|---|---|
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融資の際には一定の審査を行う義務があります。「誰にでも貸す」など、ありえません。
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| 収入証明書不要 | 融資額が50万円以下の場合、正規の金融会社でも不要なところもあります。しかし、必ず「必要に応じて収入証明書の提出を求めることがあります」などの注意書きがあります。 |
| 在籍確認なし | 正規の金融会社でも、社員証などで在籍を確認し、「職場に電話をしない」という意味で、「在籍確認なし」を謳っているところはあります。しかし、書類での在籍確認も一切しないなど、あり得ません。 |
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金利の上限は利息制限法で下記のとおりに定められています。金利が安すぎる場合、翌月以降から急に金利が上がるような契約になっています。
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ヤミ金はすぐ逃げられるように、解約が簡単な携帯電話を使います。 |
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登録貸金業者情報検索サービスまたは協会員検索ページで確認できます。下記のことが一致しているか、チェックしましょう。
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クレジットカードの現金化にも要注意！
長期延滞していて、クレジットカードのキャッシング枠が使えない状態であっても、クレジットカードの現金化に手を出してはいけません。
さらに自分の首を絞めることになります。
クレジットカードの現金化とは？
クレジットカードには現金を借りるキャッシング枠と、商品の購入ができるショッピング枠があります。
クレジットカードの現金化とは、このショッピング枠で現金を借りる方法です。
買取式とキャッシュバック式があります。
買取式はブランド品や金券など、換金しやすい商品を購入し、買い取り業者に売って現金を得る方法です。
キャッシュバック式は、クレジットカードの現金化を手掛けている業者から、本来ならば安い商品を高額で購入します。
そして、商品購入後、業者から現金のキャッシュバックされるシステムです。
街中やWEBなどで「クレジットカードの現金化」の広告を出しているのは、キャッシュバック式の業者です。
クレジットカードの現金化にはリスクしかない！
これ以上、お金で苦労しないためにも、クレジットカードの現金化はやめましょう。
クレジットカードの現金化には、下記のリスクがあります。
| リスク | 理由 |
|---|---|
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長期延滞中でどこからも借りれないときの対処法
ブラックになっても、諦める必要はありません。
長期延滞中であっても、まだ選択肢は残っています。
自分に合ったものを組み合わせ、人生を立て直しましょう。
収入を増やす
安定した十分な収入があれば、返済が近くなるたびに焦りません。
仕事を探す、昇給を目指す、土日に副業をするなど、自分に合った方法で収入アップを目指しましょう。
地道ですが、長期延滞から抜け出す効果は抜群です。
質屋を利用する
質屋は物を担保にするので、長期延滞ブラックでもお金を借りられます。
ブランド品や貴金属などがあれば、質屋に持って行きましょう。
返済できなくても、質草が流れるだけで、督促はありません。
手放してもいいと考えているのならば、買い取ってもらいましょう。
身内に相談する
こんなときだからこそ、身内を頼ってみましょう。
ただし、助けてくれたとしても「これからもいざとなったら身内を頼ればいい」と思ってはいけません。
誠心誠意お願いをするだけでなく、返済計画をしっかり伝え、借用書の作成も行いましょう。
身内からお金を借りることができなかったとしても、生活を立て直すサポートをしてくれる場合もあります。
追い詰められているときは視野が狭くなりがちです。
身内に相談することで、多くの選択肢に気づきやすくなります。
公的融資等の窓口に相談する
無利子や低金利で融資や給付をしてくれる公的な窓口があります。
審査があり、入金までやや時間がかかるので、早めの行動が大切です。
| 公的機関 | 主な対象 |
| 全国社会福祉協議会 |
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| ハローワーク |
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| 日本政策金融公庫 |
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積立型保険の契約者貸付を利用する
契約者貸付制度とは、生命保険を解約したときに返ってくる「解約払戻金」を担保にした融資です。解約払戻金の7～8割を借りることができます。
担保があるので審査はなく、低金利です。さらに返済日は、設定されていません。
ただし、借入金額と利息が解約払戻金を上回ってしまうと、保険が失効になります。
債務整理を検討する
どこからもお金を借りることができず、返済のあてもないのならば、債務整理の段階かもしれません。
債務整理には下記のようなメリットとデメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
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長期延滞でも借りれる金融機関を探すときは要注意！
長期延滞するとブラックになってしまい、借りられる金融機関を探すのが大変になります。
しかし、中小規模の金融機関は柔軟に審査をしてくれることも多いです。保険やブランド品などの担保があるのならば、有効利用しましょう。公的融資を受けられる対象者かもしれません。
ただし、どんな理由があろうとも、ヤミ金やクレジットカードの現金化などはダメです。現状打破どころか、ますます状況が悪化します。
冷静さを失わずに今すぐ対処しましょう。